幼保連携型認定こども園の学級人数30人以下に 幼稚園に足並みそろえ
2025年04月01日 福祉新聞編集部
こども家庭庁は3月4日、幼保連携型認定こども園の設備や運営に関する基準を見直す方針を示した。省令改正して原則35人以下とする1学級の園児数を「30人以下」に引き下げる。幼稚園で同様の見直し方針が示されており、足並みをそろえた形だ。実施時期は同庁と文部科学省が連携して詰める。
幼保連携型認定こども園設備運営基準では園舎、運動場に必要な面積を学級数に基づいて算出することなどが規定されているため、学級編成の基準を引き下げた場合、保育教諭の確保や園舎の増築・改築などに対応しなければいけない園が出てくることも想定される。
ただ、1学級の園児数が30人以下の幼保連携型認定こども園の割合は94.7%に達しており、昨夏に同庁保育政策課が実施した調査によると「基準の引き下げにより影響がある」と回答したこども園の割合は3%だった。