大阪・泉佐野市が赤ちゃんポスト検討 行政主導で実施目指す

2025年0610 福祉新聞編集部

親が育てられない乳児を匿名で預かる「赤ちゃんポスト」、病院の担当者のみに身元を明かして出産する「内密出産」について、大阪府泉佐野市は5月29日、市内の医療機関に設置を委託して実施を目指すと発表した。

市によると、実現すれば熊本市の慈恵病院、東京都墨田区の賛育会病院に次いで全国の医療機関で3例目、自治体主導では初だという。ふるさと納税などによる福祉基金を原資とし、早ければ2026年度中に運用を開始。建物の改修費や運用に掛かる費用は市が負担することを見込む。

開設への準備として、慈恵病院や賛育会病院を現地調査するための経費約800万円を25年度補正予算案に計上した。

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