「トー横」相談窓口リニューアル 想定以上の来所受け体制強化

2025年0608 福祉新聞編集部
フロアを移転して広くなった利用者スペース

東京都新宿区歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一角に集まる若者を対象に都が設置した相談窓口「きみまも@歌舞伎町」が5月27日リニューアルして開所した。想定を上回る来所者数に、都健康プラザハイジア(同区)15階から17階に移転し、利用者スペースと定員を約1.5倍に拡大。相談員の増員や防犯カメラ増設、警備員を増やすなど支援と安全両面を強化した。運営は引き続き社会福祉法人やまて福祉会に委託。

都によると、昨年5月末の開所から今年3月末までの利用者数は男女延べ8858人に上った。1日当たり平均42人が利用し、当初想定の20人程度を上回っていた。

フロアの移転により定員はおよそ30人に増え、個別相談に対応するための個室を2部屋から3部屋に増室。体調不良者も多いことから休養室を設置した。社会福祉士や精神保健福祉士などの資格を持つ相談員は、倍となる10人以上が常駐する。

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