東京都は１月２０日、パラスポーツ体験などができる「チャレスポ！ＴＯＫＹＯ」を、渋谷区の東京体育館で開催した。障害の有無にかかわらず、誰でも参加できるイベントで、親子連れを中心に多くの人でにぎわった。

会場にはボッチャや車いすバスケットボール、ゴールボールなど全１４競技を体験できるブースを設置。デフサッカーの出展や、デフ空手のデモンストレーションも行われた。

デフサッカーの体験をしたこどもたちは、耳栓をして音のない状況にすることで選手になりってボールを蹴る。蹴る方向を身振り手振りで伝え、四苦八苦しながらも楽しんでプレーしていた。

イベントステージでは、パラ卓球の七野一輝選手、車いすラグビーの島川慎一選手、視覚障害者柔道の廣瀬順子選手が、お笑い芸人のパンサー・尾形貴弘さん率いる「尾形軍団」と各競技で対決した。

卓球対決では尾形軍団が３人がかりで七野選手に挑むも、１点も取れずに敗北。パラリンピアンが実力を見せつけた。対決後、尾形さんは「世界で戦っている選手はすごい」と称賛しきりだった。

このほか、社会福祉法人東京光の家の「光バンド」によるバンドパフォーマンスや、東京２０２０パラリンピック閉会式に出演した式町水晶みずきさんによる演奏などもあり、終始盛り上がりをみせていた。