「共生社会をつくろう」 障害者週間に体験型イベント〈内閣府〉
2025年12月16日 福祉新聞編集部
12月3~9日の「障害者週間」に合わせて各地で関連行事が行われている。東京・丸の内の東京ビルTOKIAでは、内閣府が「みんなでつくる共生社会」をテーマに、「障害者週間のポスター」と「心の輪を広げる体験作文」の作品展、体験を通じて障害特性を知ってもらうワークショップを開いた。
ワークショップでは、障害者が福祉事業所で制作している木製スプーンを実際に作ってみたり、パラ陸上で使われているレーサータイプの車いすを試乗できたりするコーナーなどがあり、来場者は自由に体験した。また、大阪・関西万博で話題を呼んだ、視覚障害者の移動を支援する自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」もあり、体験した小学3年の男子は「これならしっかり誘導してもらえると感じた」と話した。
こどもが描いたポスターが展示されているのを見に来た親子も多く、愛知県から来た家族は「こどもがポスターを応募することになり、親子で障害者週間について学ぶ機会になった」と話した。
ステージでは、モデルでダンサーのNyankoさんが手話歌パフォーマンスを披露。来場者も一緒に歌詞を手話で表現して楽しんだ。
内閣府は、障害への理解を深めてもらうための七つのオンラインセミナーも開いており、26日まで無料で視聴できる。

