日本福祉大で里親支援センター第三者評価研修 事例を基に模擬評価

2025年0330 福祉新聞編集部
グループで模擬評価に挑んだ

里親支援センターの第三者評価を実施するのに必須となる職員研修が3月18日、東京千代田区の日本福祉大東京サテライトで開かれた。第三者評価を実施する機関側には職員研修の受講、修了が求められており、こども家庭庁からの補助を受けて日福大が研修を実施した。社会的養護の施設を運営する社会福祉法人などから30人が参加し、事例の模擬評価に臨んだ。

2024年度に創設された同センターは第三者評価の受審が義務付けられている。こども家庭庁が示す第三者評価ガイドラインによると、「児童相談所との連携」「チーム養育の充実」など5分野の計43評価項目で構成されており、S、A、B、Cの4段階で評価判定する。

この日の対面研修はオンデマンド講義の受講を終えた人が対象で30人が5グループに分かれ、社会福祉法人が運営する里親支援センターの事例について、「チーム養育の充実」(12評価項目)を模擬評価した。

自己評価結果などの事前資料や、こども、里親、センター職員の個別インタビューなどを読み込み、各自が評価判定。チームで話し合って判定を統一し、受審機関へのフィードバックとして、判定結果とその理由をグループごとに発表。最後に講師を含めた34人が修了証を受け取った。

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