複合型子育て拠点の保育室増設へ 入所希望の増加受け

2024年0619 福祉新聞編集部
園児でにぎわうミライトひえづ=日吉津村提供

鳥取県西部に位置し、手厚い子育て支援を背景に緩やかな人口、世帯数増を続ける日吉津村は、複合型子育て拠点「ミライトひえづ」の保育室を増設する。子育て世帯の転入増に伴い利用希望が増えており、保育スペースが手狭になるなど保育室不足が課題になっていた。

子育て世帯が1カ所で切れ目のない支援が受けられる村肝煎りの子育て支援拠点で、こうした施設は全国でも珍しく、岸田文雄首相が昨年視察した。

建物は鉄骨一部2階建て、延べ床面積約1900平方メートル。保育所や児童館、一時預かりの子育て支援センターなどを集約した。

保育所は昨年度から認定こども園に移行し、定員を20人増やして140人とした。現在、予備室も活用して保育を行うなどスペースが手狭になっているため、保育室2室を整備することを決断した。9月末ごろに完成する予定だ。

また、児童館の利用も増えているため、近くの日吉津小学校の教室に分館を設置。小学1~4年はこれまで通りミライトひえづに、5、6年生は分館に通っている。