障害者就労継続B型事業所 地域分散型ショップの愛称決定〈埼玉県〉
2025年10月02日 福祉新聞編集部
埼玉県は、就労継続支援B型事業所で障害者が作った商品を販売する地域分散型ショップの愛称を「つながるしごと・しごとびと」に決めた。事業所やそこで働く障害者がつながり、地域にも広がっていくことをイメージした。合わせて新たにステッカーも作成した=写真。
ショップは県内に7カ所ある。もともと店舗販売をしていた4法人が県の補助を受けて今年1月から近隣のB型事業所の商品も販売している。各ショップで取扱商品や品目数は異なるが、菓子、パン、野菜、漬物、みそ、木工品など多岐にわたる。
県内B型事業所の2023年度の平均工賃は2万287円で、全国平均2万3053円より低かった。県ではショップを通じて商品の販路を広げ、工賃向上につなげることを支援している。
ステッカーは「川口太陽の家・工房集」(社会福祉法人みぬま福祉会)の利用者でアート活動をしている関翔平さんの作品が採用された。