困難女性通所型支援、9月に2カ所開設〈神奈川県〉
2025年09月04日 福祉新聞編集部
神奈川県は、日常生活や社会生活で困難を抱える女性が地域で安心して暮らせるよう、新たな通所型支援を9月から開始した。
1カ所目は「アマヤドリスタジオ」(逗子市)で、公益社団法人アマヤドリが運営し、1日に開設された。対象は15歳から29歳までの若年女性で、孤立や困窮からの自立を後押しする。開所日は月、火、木、金曜で、時間は午前10時から午後4時まで。
2カ所目は「こもれび わたしの居場所」(藤沢市)。社会福祉法人神奈川県民生福祉協会が運営し、30日に開設する。女性自立支援施設のサテライトとして、退所者や市町村の相談窓口を利用中の女性に居場所と支援を提供する。利用日は火、木、金曜で、時間は午前10時から午後4時まで。
通所型支援では、相談や日常生活の援助に加え、安心して過ごせる居場所や心理的サポート、行政手続きの支援などを提供。生理用品や食料品の配付、専門家の相談、ワークショップ開催など、利用者の多様なニーズに応じた支援を行う。