福祉をもっと身近に 福寿園が漫画冊子制作〈愛知〉

2025年1212 福祉新聞編集部
「フクちゃんの福祉のめばえ編」の表紙

社会福祉法人福寿園(古田周作理事長、愛知県)は、福祉を身近に感じてもらおうと、漫画「フクちゃんの福祉のめばえ編」(A5判、33ページ)を発刊した=写真。思いやりの心や、支え合いの大切さに気付く過程を、法人職員の実体験を基に制作した。漫画は我孫子楽人氏が描いた。

ストーリーは、法人のマスコットキャラクターで新人介護士のフクちゃんが福祉の仕事を選ぶきっかけになった出来事を、小中高生の3編で描いた。小学生編では、大好きな祖父母の幸せな顔が見られたことがうれしく、温かい気持ちになったことが語られている。漫画にしたのはより親しみやすくするためだ。

法人では、職員採用の応募動機に学生時代の職場体験などが多く挙げられることに着目。こどものころに福祉に触れる機会をつくり、将来の人材確保につなげようと取り組んでいる。漫画のほか学校での出張授業や、夏休みのボランティア体験、福祉の絵手紙作品展も行っている。

漫画は地元の小中高校など100カ所以上に寄贈し、希望があれば社会福祉法人にも頒布する。

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