ヤングケアラーを支援 弘前市にセンター開設〈青森県〉

2025年0828 福祉新聞編集部
リーフレット

青森県は8月1日、県ヤングケアラー支援センターを開設した。運営は社会福祉法人愛成会(弘前市)に委託。当事者やその家族、関係機関からの相談を電話やメール、SNSで受け付ける。必要に応じて適切な支援機関につなげる。

同センターは弘前市豊原の児童家庭支援センター太陽内に設置された。ヤングケアラーコーディネーター2人を配置した。開所時間は平日の午前8時半から午後5時まで。相談は無料。

このほか、関係機関向け研修の実施も見据えるほか、ヤングケアラーコーディネーターが学校や支援団体、市町村を回ってネットワーク構築も目指す。

県が2023年に公表したヤングケアラー実態調査の結果によると、回答した小中高生、大学生1万9532人うち、931人(4.8%)がヤングケアラーだった。約8割が相談経験がないことも分かり、県はLINE相談窓口を開設していた。

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