東京都が感染対策ハンドブック 保育所向けに作成
2025年12月31日 福祉新聞編集部
東京都は「保育所における感染対策ハンドブック」を作成した。こども家庭庁のガイドラインを参考に、東京感染症対策センター(東京iCDC)感染制御チーム監修のもと、小児科医、現場の保育士、看護師の意見も踏まえ完成させた。都保健医療局ホームページで閲覧することができる。
保育所では乳幼児が長時間にわたって集団生活をするため、インフルエンザやノロウイルスによる感染症が発生すると、クラスター(集団感染)になることもある。
ハンドブックでは、多忙を極める保育現場の職員に活用してもらいやすいよう、対策のエッセンスなどを30ページにまとめ、写真やイラストを交えて見やすさも追求した。
発熱や下痢、嘔吐、発疹などの対応に加え、保護者への連絡が望ましく、至急受診が必要な場合の目安を分かりやすく提示。感染症別の登園の目安も掲載した。
このほか、関係機関との連携・報告、職員の健康管理、保護者対応についても要点を紹介している。

