こどもの自殺対策で、こころの避難所を案内 厚労省がサイト更新

2025年0211 福祉新聞編集部
三原大臣(右端)らが出席した関係省庁会議

2024年に自殺した小中高生が527人(暫定値)で過去最多となったことを受け、厚生労働省は1月29日、「こころを落ち着けるためのWEBサイト」を立ち上げた。悩みを抱えた人向けの相談窓口をまとめた「まもろうよこころ」を更新し、相談する手前の段階にある人が必要な情報にリンクを張った。

新しいサイトは、アクセスした人が匿名で参加できる仮想空間「かくれてしまえばいいのです」や、気持ちを落ち着かせる方法を紹介した「こころのオンライン避難所」を案内している。1月31日、こどもの自殺対策関係省庁連絡会議で厚労省が報告した。

内閣府の三原じゅん子こども政策担当大臣は同日、こども向けのメッセージ動画をユーチューブに公開した。関係省庁会議にも出席し、「時間と予算をかけずに、今すぐできるものを実施していただきたい」と述べた。

また、石破茂首相は同日の衆院予算委員会で、これまでの自殺対策について効果検証する考えを表明した。木原誠二氏(自民)の質問に答えた。


まもろうよ こころ|厚生労働省