施設出身者の自立を支援 美容専門職が身だしなみについて講義(資生堂子ども財団)

2025年0317 福祉新聞編集部
約130人が参加した

資生堂子ども財団(塩島義浩理事長)は2月22日、資生堂本社(東京都港区)で「社会への巣立ちフェスティバル」を開いた。今春、高校卒業を控える東京や千葉、神奈川の児童養護施設などで暮らす約130人が自立に役立つ講座を受講した。

催しでは、資生堂ジャパンの美容専門職が社会人として役立つ身だしなみについて講義。参加者らはアドバイスを受けながら眉を描いたり、スキンケアを実践したりした。

また、同社の計良宏文ビューティークリエイションセンター長が「私たちは、美を拡張する」をテーマに講演した。「簡単に限界を決めず、自分を信じて挑戦してほしい」と呼び掛けた。

このほか、紳士服大手のAOKIによる「着こなし講座」や、参加者同士が交流するグループセッションもあった。

同財団は、資生堂の創業100周年事業として1972年に設立。これまで児童養護施設や乳児院職員らを対象にした海外研修や助成事業、調査研究などを行っている。

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