東京初開催、デフリンピック開幕 選手の士気高まる

2025年1115 福祉新聞編集部
学生が作った横断幕を手に気合が入る選手たち

聴覚障害者アスリートの国際大会「東京2025デフリンピック」が15日、渋谷区の東京体育館で開幕した。日本で初の開催で、1924年にパリで第1回大会が開催されてから、100周年の記念大会となる。

選手の士気を高めるため、今月に入り選手団の結団式や壮行会が各地で行われた。5日は茨城県つくば市の筑波技術大天久保キャンパスで、出場する学生や卒業生を応援する壮行会が開かれた。

同大から出場するのは、大坪周平選手(バレーボール)▽中村大地選手(陸上)▽林遼哉選手(ハンドボール)▽星野萌選手(テコンドー)▽沼倉千紘選手(バドミントン)▽沼倉昌明選手(同)の6人。

壮行会には、大坪、林、星野の3選手に加え、卒業生で大会に出場する岩渕亜依選手(サッカー)と小林優太選手(ハンドボール)も参加した。

大坪選手は「メダル獲得が目標。そのために強豪国に勝ちたい」と宣言。競技として初出場となるハンドボールの林選手は「チームとして、まずは1勝、個人としてはフル出場」、同じく初出場の星野選手は「応援してくれる人のために頑張りたい」と、それぞれ決意を表明した。

大会は15~26日の12日間、東京を中心に19カ所で行われる。80カ国・地域から3081人の選手が参加し、21競技・209種目を競う。日本は過去最多の391人が参加する。

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