障害者が生産する農福商品を世界に発信 羽田空港に初出店
2025年02月12日 福祉新聞編集部
障害者らが生産した農福連携商品を集めた販売イベントが、東京都大田区の羽田空港第3ターミナル4階にある「Edo食賓館」で開かれている。
干し芋や、かりんとうなどの和菓子、梅干しや高菜などの漬物、日本茶など厳選された約60商品が並べられ、国際線が発着するターミナルで国内外に発信している。
農福連携は、障害者らが農業を通じて生きがいを持ち、農業経営の発展にもつなげる取り組み。政府は2030年度までに農福連携の主体を1万2000件以上に増やす目標を掲げている。
商品の中には「ノウフクJAS」マークが付いたものもある。19年に制定された「ノウフクJAS」は障害者が生産に携わった食品、観賞用植物であることを示す日本農林規格で、規格化することで農福連携商品のブランド力を高める狙いがある。現在71事業者が認証を受けている。
Edo食賓館によると、通常取り扱っていない干し芋、梅干し、いぶりがっこなどに興味を持つ客が多いという。イベントは3月末まで開催される予定。