終活支援の拠点開設 優良事業者の紹介も〈北九州市社協〉
2025年11月17日 福祉新聞編集部
北九州市社会福祉協議会は5日、安心して自分らしく最期を迎えるための活動「終活」を支援する拠点を開設した。葬儀や納骨、遺言、財産の処分など終活に関するさまざまな相談を受け付け、内容に応じて市社協が信頼性を確認した事業者を紹介する。
戸畑区のウェルとばた3階に設置された「終活あんしんセンター」には市社協職員3人を配置。相談は無料だが、電話で事前予約が必要。月2回専門家に相談できる機会も設ける。
市社協は葬儀や家財処分などを展開する民間事業者の登録制度を構築している。内閣府の「高齢者終身サポート事業者ガイドライン」を順守する誓約書を提出することなどが登録要件で、登録されれば安心して紹介できる優良業者として市民に情報提供していく。
また、エンディングノートの書き方など出前講演を実施していくほか、市と協力して終活に関連した情報誌や書籍を自由に閲覧できるコーナーも拠点内に設けた。

