リハビリ特化型デイ「Redish」開所 〈紀三福祉会・和歌山市〉
2025年07月30日 福祉新聞編集部
和歌山市内で介護事業や障害福祉事業を展開する社会福祉法人紀三福祉会(坂口和男理事長)は9日、法人初となるリハビリに特化した地域密着型通所介護事業所「Redish(リディッシュ)」(同市紀三井寺)を開所させた。理学療法士も配置し、継続的に関わりながら日常生活動作の維持、改善につなげるなど、地域の介護予防拠点としての役割を果たしていく。
リディッシュは要支援の前段階で元気なうちから介護予防を目指す高齢者も利用でき、要支援、要介護2まで利用できる(要介護3は要相談)。午前、午後の半日型デイで定員はそれぞれ10人ずつ、将来的には18人への拡大を目指す。
利用者は血圧測定や準備体操をした後、器具や備品を使いながら、バランス保持、柔軟性の向上につながる運動や、筋トレに臨む。職員6人のうち、2人が理学療法士資格を持っており、利用者の生活課題に即した個別リハビリも提供する。
このほか、施設内に誰でも利用できるカフェレストランを設置。屋外には遊具や畑を設ける予定で地域のこどもたちとの交流も見据える。施設担当者は「地域に開かれた施設にしていきたい。こども食堂などに取り組むことも検討している」と話した。