特別養護老人ホームの4割が赤字 24年度介護経営調査〈厚労省〉
2025年12月09日 福祉新聞編集部
厚生労働省が11月26日に公表した介護事業経営概況調査の結果で、2024年度決算は特別養護老人ホームの4割が赤字であることが分かった。
調査は介護報酬改定に向けた議論の基礎資料となるもので、25年5月に全国の1万7528事業所を対象に実施。8099事業所が回答した(有効回答率46%)。
赤字の割合は全サービスで38%に上った。サービス別では、特養44%▽老人保健施設49%▽訪問介護35%▽通所介護37%▽認知症グループホーム31%――だった。
全サービスの収支差率については23年度と同じ4・7%。サービス別では、特養1・4%▽老健0・6%▽訪問介護9・6%▽通所介護6・2%▽認知症グループホーム4・9%―だった。

