介護の生産性向上を後押し 相談窓口「かごロボ」開設(鹿児島県)

2024年0624 福祉新聞編集部
県介護実習・普及センター内に開設された「かごロボ」

鹿児島県は1日、鹿児島市にある県介護実習・普及センター内に、介護現場の生産性向上を支援する「かごしま介護ロボット等相談窓口」(かごロボ)を開設した。委託を受けた県社会福祉協議会が運営し、職員4人と業務アドバイザー2人で対応する。開館は午前9時~午後5時(月曜休館)。相談は無料。原則として専用フォームで相談を受けた後、具体的な支援を行う。

介護事業所から介護ロボット・ICT(情報通信機器)活用による業務改善・効率化など、生産性向上に関するさまざまな相談にワンストップで応じ、働きやすい職場づくりを後押しする。相談内容によっては専門機関につないだり、業務アドバイザーが個別支援したりする。

また、移乗支援機器や排せつ支援機器など約100種の介護ロボットについて2週間~1カ月程度の試用貸し出しも行う。

さらに生産性向上の基本を学ぶ研修会(年3回程度)や、業務アドバイザーが介護事業所(3カ所程度)を伴走支援し、その取り組みの事例発表も行う。センターには常時18点の介護ロボットを展示しており、実際に体験することもできる。

かごロボは国の地域医療介護総合確保基金を活用して行われる。