65歳以上が3623万人、総人口の29%に 高齢者の割合が過去最高に

2023年1010 福祉新聞編集部

総務省が9月19日に発表した「統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)」で、15日現在の推計高齢者人口が前年比1万人減の3623万人となり、1950年以降初めて減少したことが分かった。総人口に占める割合は前年比0・1%増の29・1%となり、過去最高を更新した。

 

男女別では▽男性1572万人(男性人口の26%)▽女性2051万人(女性人口の32・1%)で、女性が男性より479万人多い。

 

年齢階級別では▽70歳以上2889万人(総人口の23・2%)▽80歳以上1259万人(10・1%)▽90歳以上273万人(5・4%)。80歳以上が総人口の1割を超えるまでになった。

 

一方、就業している高齢者は、前年比3万人増の912万人(就業率25・2%)で、19年連続で最多を更新。15歳以上の総就業者に占める割合も過去最高の13・6%になった。

 

高齢就業者の従業上の地位は▽役員109万人▽役員以外の雇用者529万人▽事業主・家族従業者263人。雇用形態は▽正規雇用23・6%▽非正規雇用76・4%だった。