潜在ケアマネの復帰を支援 奨励金や相談窓口開設〈東京都〉

2025年1011 福祉新聞編集部

東京都は9月26日、介護支援専門員(ケアマネジャー)資格を保有しながら、現在はケアマネとして働いていない「潜在ケアマネ」の再就業を支援する新たな取り組みを始めた。奨励金の支給や就業相談窓口の設置に当たり、これらの取り組みを紹介し、申し込みを受け付けるポータルサイトを立ち上げた。

潜在ケアマネが都内の介護事業所に再就業して6カ月勤務した場合、1人当たり1回限りで10万円を支給する。資格を持ちながら1度もケアマネとして働いたことがない人も対象となる。

また、復帰への不安や悩みについてケアマネ資格を持つ専門スタッフに無料で相談できる窓口を開設。相談方法は電話、メール、オンライン(予約制)。

このほか、復帰までには至らないが、専門性を生かしたい潜在ケアマネらを講師として中小企業に派遣、介護サービスの仕組みや制度を講義してもらう事業も始めた。

都によると、昨秋時点でケアマネ資格を有しているのは都内に2万2000人おり、このうちおよそ7000人が潜在ケアマネだという。

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