技能五輪に「介護」追加 全国老人福祉施設協議会など6団体が協力

2025年0227 福祉新聞編集部

厚生労働省は技能五輪全国大会の種目に新たに「介護」を追加する。介護関係6団体も参加して実施に向けた準備を進め、2026年の大会で正式競技にする。人材不足の中で介護に対する関心や評価を上げ、若者の入職を促すなどの狙いがある。

6団体は、シルバーサービス振興会▽全国老人福祉施設協議会▽全国老人保健施設協会▽日本介護福祉士会▽日本認知症グループホーム協会▽全国介護付きホーム協会。大会運営受託者(24年度は中央職業能力開発協会)と協力して、競技で出す課題、採点基準などを定め、競技の進行、採点などの運営も担う。

今夏までに正式競技化に向けた内容を決め、試行的に実施。さらに10月の大会でエキシビションを行い、26年大会で正式競技にする。

技能五輪大会は、原則23歳以下の若者が技能レベルを高め合うとともに、広く発信して技能に興味を持ってもらうため、1963年から開催されている。電気溶接、左官、美容など41種目があり、種目の追加は9年ぶりとなる。

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