全国社会福祉野球大阪堺大会 6年ぶり、歓喜の中で開会
2025年10月25日 福祉新聞編集部
第43回全国社会福祉軟式野球大会(全国社会福祉軟式野球連盟主催、福祉新聞社など後援)が21日夕、堺市で始まり、ホテルで開会式と前夜祭が行われた。
2020年の第38回から第42回までの5年間は、コロナ禍などで中止、6年ぶりの開催となった。
予選を勝ち抜いた14チームと前大会優勝の清水旭山学園(北海道)、開催地のみなと寮(大阪)の計16チームが参加。22日から2日間にわたって熱戦を展開した。
開会式では、今年亡くなった前会長の黒田和幸さんに黙とう。新会長の上栗哲男さん(広島新生学園)が「第1回大会から出ている。33歳だったが今76歳。今大会もプレーしたい。後期高齢者だが『光輝高齢者』だから」とあいさつした。
福祉新聞社の松寿庶社長は祝辞で「亡くなる4日前に黒田さんから電話があった。大会再開を望む必死の電話と受け止めて準備を進めた」と話した。
優勝旗返還の後、みなと寮主将、中谷厚さんが「種別を超えた現場のつながりこそ、地域共生社会への第一歩。チーム同士が交流を深められるよう、楽しく一生懸命プレーすることを誓います」と宣誓した。
前夜祭では、みなと寮の大西豊美理事長が、「来年には、深紅の新しい優勝旗になる。最後の優勝旗を持って帰ってください」とエールを送った。組み合わせ抽選会後のチーム紹介は、歌あり、プレゼントありの歓喜の渦となった。

