臨時国会が閉幕 医療・介護で経営改善〈補正予算〉

2025年1221 福祉新聞編集部

第219臨時国会が17日、閉幕した。医療機関や介護施設の経営改善や従事者の処遇改善につながる補助金について政府は補正予算に盛り込んだ。通常国会に提出され、継続審議となっていた改正医療法案は一部修正の上で成立した。

10月21日に女性初の首相に指名された高市早苗首相は24日に行われた所信表明演説で社会保障の国民会議を設置する考えを明らかにしていたが、会期中の開催には至らなかった。

2013年からの生活保護基準引き下げを違法とした最高裁判決について高市首相は11月7日、衆院予算委員会で「深く反省しおわびする」と述べた。

当時の生活保護時受給者への追加支給は一部圧縮することも決定し、補正予算に1475億円を計上した。

このほか改正DV防止法、保護司の任期を3年に延ばす改正保護司法が成立。議員立法では、高次脳機能障害者支援法が成立した。

臨時国会を終えた17日夜、高市首相は記者会見で「物価高対策を最優先に取り組んだ。医療・介護分野には1兆4000億円を補正予算に盛り込むことができた。迅速な予算執行に努めたい」と述べた。

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