障害の有無にかかわらず 改正スポーツ基本法成立、理念を追加
2025年06月26日 福祉新聞編集部
改正スポーツ基本法が13日、参議院本会議で可決、成立した。前文と基本理念に「スポーツに親しむことのできる機会の確保」を追加し、その条文に「障害の有無にかかわらず」を盛り込んだ。施行は一部を除き公布日から3カ月以内。
衆議院文部科学委員長による議員立法として提出されていた。基本法ができた2011年以来初めての大規模な改正となった。
基本理念には、スポーツを行う者に不当に差別的取り扱いをしない旨を追加した。障害者基本法をはじめとした関係法の規定を踏まえるよう明記した。
また、スポーツの推進は、長寿社会や共生社会の実現に資するようにしなければならないことも基本理念に追加した。
このほか、条文にある「日本障がい者スポーツ協会」は「日本パラスポーツ協会」に、「全国障害者スポーツ大会」は「全国パラスポーツ大会」に改めた。