働く高齢者930万人 就業者の7人に1人〈総務省〉
2025年09月26日 福祉新聞編集部
敬老の日に合わせて総務省は14日、2024年の65歳以上の働く人が930万人で過去最多だったと発表した。就業者に占める65歳以上の割合は14%で、就業者のおよそ7人に1人が高齢者となっている。
65歳以上の就業率は26%。年齢別では65~69歳が54%▽70~74歳が35%▽75歳以上が12%で、いずれも過去最高だった。産業別では「卸売り・小売り」(133万人)が最多で、「医療・福祉」115万人▽「サービス業」104万人▽「農・林業」93万人――と続いた。10年前と比較すると、「医療・福祉」は64万人増加しており、2・3倍に膨らんだ。
また、15日時点の推計では、国内の65歳以上の高齢者は3619万人に上り、総人口に占める割合は29%で過去最高。男性は1568万人、女性は2051万人だった。