手話学べるショート動画 県立ろう学校の生徒が出演〈群馬県〉
2025年05月09日 福祉新聞編集部
群馬県は、手話を学べるショート動画の最新シリーズの配信を、4月17日から始めた。県立ろう学校の生徒が「聞こえない・聞こえにくい生徒」、高校生が「聞こえる生徒」として出演している。
今回配信された動画は3本。ろう学校の生徒が感情表現豊かに手話で会話している様子から、手話だけでなく表情を付けてコミュニケーションすることの重要性を学べる動画のほか、最近できた手話「マイナンバー保険証」や、いざという時に役立つ「避難してください」といった手話を配信した。
ショート動画は県公式ユーチューブとティックトックで、毎月第3日曜日に配信される。
山本一太知事は、4月17日に開いた記者会見で「多くの人が手話に興味を持ち、学んでもらえれば」と話した。
県は、聴覚障害への理解を深めることを目的に、2024年4月から手話に関するショート動画の配信を開始した。担当者によると、これまで40本の動画を配信。総再生回数が約6万回を達成し、好評だという。