デフリンピックPRカーが全国巡る 「名探偵コナン」など人気漫画グッズ製作も〈ろうあ連盟〉
2025年06月23日 福祉新聞編集部
11月15~26日に日本で初めて開催される「東京2025デフリンピック」を盛り上げ、手話言語やろう者の文化への理解を促そうと、全日本ろうあ連盟(石橋大吾理事長)は全国キャラバン活動を展開する。活動の一つとして大会ラッピングカーが全都道府県を駆け巡る。
車体は大会メインカラーの桜色。中央にデフリンピックの手話のイラストがあり、中は連盟の「タツノコマーク」が多数描かれている。全国の仲間の力を結集させるとの思いを込めた。12~15日に岩手県で行われた全国ろうあ者大会で出発式を開催。2台が北と南から東京を目指して走り続ける。連盟は「PRカーを見かけたら応援してほしい」と呼び掛けている。
キャラバン活動ではほかに、全国約50の小中、ろう学校でデフスポーツ、手話言語の体験や、ショッピングセンターでのイベントなども開催する。また「名探偵コナン」など人気漫画11作品のイラスト展示やグッズ製作を行う。漫画を通じて、一般の人に聞こえないことやデフスポーツに関心を持ってもらう。
キャラバン活動の日程や内容などは連盟のウェブサイトに掲載している。