無利子無担保の融資拡充 福祉医療機構が物価高騰対策で
2025年04月17日 福祉新聞編集部
福祉医療機構(WAM)は8日、物価高騰の影響で収支の悪化した病院や福祉施設向けの融資制度を明らかにした。2024年度補正予算で創設した融資制度を拡充する。福祉施設の場合は無利子の期間が1年6カ月以内だったが、今年度は2年以内に延ばす。
無担保での貸付限度額は500万円だったが、今年度は「500万円か直近の事業収入の2カ月分のいずれか高い方」とする。職員の処遇改善に取り組み、経営改善計画を提出することが条件だ。病院や老人保健施設など医療機関への貸し付けはさらに優遇する。