24年度介護報酬改定で新通知 感染症療養費など〈厚労省〉
2025年02月02日 福祉新聞編集部厚生労働省は1月22日、2024年度介護報酬改定の新興感染症等施設療養費などに関する新たなQ&Aを公開し、自治体に通知した。
通知は、入所者が新型コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザなどに感染して施設内で療養する際、同療養費を算定できるかについて取り上げた。
これに対し厚労省は00年の課長通知で「対象の感染症は今後のパンデミック発生時に必要に応じて厚生労働大臣が指定」としていると説明。24年4月以降指定した感染症がないことから、療養費を算定することはできないとの解釈を示した。
このほか24年度報酬改定では、看護と介護を一体的に提供する看護小規模多機能型居宅介護で支援が週平均1回に満たない場合、減算の要件となった。これについては、当該利用者だけが減算の対象になるとの見解を示した。