第34回石井十次賞 少人数養護の先駆け「子供の家」

2025年0430 福祉新聞編集部

児童福祉施設や地域の子育て支援などで功績のあった個人、団体に贈られる「第34回石井十次賞」に、児童養護施設などを運営する東京都清瀬市の社会福祉法人子供の家(江川修己理事長)が選ばれ、4月15日に石井十次の出身地である宮崎県高鍋町で贈呈式が開かれた。公益財団法人石井十次顕彰会が主催。

1949年、戦災孤児を預かり養育事業を始めたのが子供の家の原点。58年に社会福祉法人化。児童福祉業界の中で先駆的に少人数制の家庭的養護を実践したことや、自立援助ホーム、アフターケア相談所を開設するなど施設出身者を支援する活動が評価された。

江川理事長は受賞に当たり「児童福祉というフロンティアに力を尽くした石井十次さんの賞をいただき感激している。過去の受賞者には自立援助関係の大先輩も多く、後発である私たちも、やっと肩を並べることができた」とコメントした。

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