能登半島地震で被災の児童館が遊び提供 こども霞が関見学デー

2025年0903 福祉新聞編集部
地域発祥のゲームを楽しんだ

厚生労働省など各省庁が連携して、親子を対象に業務説明や省内見学などを行う「こども霞が関見学デー」が8月6、7日に行われ、一般財団法人児童健全育成推進財団(鈴木一光理事長)が、こども家庭庁で実施するプログラムの一部に参加した。訪れたこどもたちに、児童館で行われている遊びを体験してもらった。

今回、能登半島地震で被災した児童館「能登町こどもみらいセンター」の職員も参加し、能登町宇出津発祥のボードゲーム「ごいた」を体験できるコーナーが目玉になった。

ごいたは、将棋に似た駒を手札として出し合って点数を競う2人1組、4人制のゲーム。こどもたちに職員がルールを教えながらゲームを楽しんだ。濵田和子所長は「こどもたちの覚えが早く、初めてのゲームでも楽しんでもらえてうれしかった」と話した。

震災以降、地域によっては児童館にこどもが戻っていない所もあるという。今回の遊びを通じて、濵田所長は「少しでも能登町のことを思い出してもらえれば」と話した。

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