インクルーシブ教育モデル校で車いすソフト、大谷選手が授業(群馬県)
2025年03月14日 福祉新聞編集部
群馬県が「インクルーシブ教育モデル校」に指定した玉村町立上陽小学校で3、4年生を対象にしたパラスポーツ体験授業が行われた。車いすソフトボール日本代表の大谷颯選手が講師となり、障害に関する講話や競技用車いすを使ったリレーなどを行った。
大谷選手は競技を始めたきっかけなどを話し、「目標、思いやりを持って日々を過ごして」と呼び掛けた。
車いす体験では、バスケットボールを使って慣れるところから始まり、最後には参加児童全員がリレーに挑戦。すっかり慣れた様子で競技用車いすを扱う姿に、大谷選手は感嘆していた。
児童からは「車いすの人をかわいそうと思っていたが、大谷選手がスポーツをする姿を見てすごいと思った」などの声が相次いだ。
同校は、文部科学省の「インクルーシブな学校運営モデル事業」委託先として、2024年度に県から指定を受けた。