少子化対策の支援金、月1000円超えも 加藤こども政策担当大臣が答弁
2024年03月02日 福祉新聞編集部加藤鮎子こども政策担当大臣は2月22日の衆院予算委員会で、少子化対策の財源確保のために医療保険料に上乗せする「支援金制度」の負担額について、月1000円を超える可能性もあり得ると答弁した。6日の同委員会では、岸田文雄首相が2028年度に1人当たり月500円弱になるとの試算を表明していた。
22日の委員会で立憲民主党の石川香織議員は、民間の試算を紹介した上で「国民負担が月額1000円を超える可能性があるのでは」と質問した。
加藤大臣は、個人が加入する保険や、所得に応じて保険料は変わると説明し「1000円を超える可能性はあり得る」と答弁した。保険ごとの負担額といった試算については今後示すという。
政府が示している新たな少子化対策では、24年度からの3年間で年に3兆6000億円の追加財源を確保する方針。そのうちの1兆円を「支援金制度」で賄う。徴収を始める26年度は6000億円を集め、段階的に増やす予定だ。