北海道・静苑ホームが入賞 リクルート主催「GOOD ACTIONアワード」
2025年03月21日 福祉新聞編集部
生き生きと働ける職場の取り組みに光を当てる「GOODACTIONアワード」(リクルート主催)の表彰式が4日、グラントウキョウサウスタワー(東京都千代田区)で開かれ、北海道の特別養護老人ホーム「静苑ホーム」が入賞した。
社会福祉法人北海道友愛福祉会(市川茂春理事長)が運営する同ホームでは、2020年から子育て中の職員らがさまざまな部署を横断的にサポートする「介護連携チーム制度」を導入した。現在、男女18人が所属しており、要望があった部署でピークタイム時の補助や、急な欠員への対応を担っている。
時短勤務の場合、夜勤や土日に働けないこともあるため、肩身の狭い思いをする職員が少なくなかったが、こうしたチーム制度を導入することで感謝される立場となり、職場の雰囲気も良くなったという。
表彰式で市川理事長は「子育てもキャリアも諦めない欲張りで、幸せな働き方がつくれたらと取り組んできた」と説明。「小さなアクションとチャレンジを続けていきたい」と語った。
リクルートの藤井薫HR統括編集長は「短時間でもスキルや持ち味によって評価されているのが素晴らしい」と評価のポイントを語った。
このほか、最優秀賞には、インドネシアやフィリピンといった5カ国の人材が働く広島の因島鉄工など3社が受賞した。