障害者就労施設など「人手不足が課題」76% リクルートが調査

2024年0525 福祉新聞編集部
プレスリリースより

就労支援・訓練系障害者施設で働く職員の76%が人手不足を課題に感じていることが、リクルートの調査で分かった。

1カ月の業務時間の内訳をみると「利用者への直接的支援やその準備」が5割、「打ち合わせなど事務業務」と「請求・記録業務」が各2割だった。利用者への対応に満足している職員は3割にとどまっており、コミュニケーションの時間が短いことへの不満が最も多かった。

一方、利用者調査では、日常生活で頼りにしているのは「家族・親戚」(51%)より「施設職員」(63%)の方が多かった。サービスに満足している利用者は7割。満足の理由は「職員が自分のことをよく理解してくれている」、不満足の理由は「あまり理解してくれていない」がそれぞれ最多だった。職員の利用者に対する理解度がサービスの満足度に影響していた。

調査は1、2月にインターネットで行い、職員569人、利用者2485人の回答を集計した。