「ぬくもりの窓口」開設 生活や福祉など困り事に対応〈福岡市〉

2025年0808 福祉新聞編集部
「ぬくもりの窓口」案内チラシ

福岡市は急速に進む少子高齢化や社会的孤立を背景に、複数の困り事を抱えても相談先が分からず問題が複雑化するケースが増加していることを受け、8月1日、市内全区役所に「ぬくもりの窓口」を新たに開設した。生活や福祉に関する幅広い悩みに対応する。

ぬくもりの窓口は、各区役所の支援調整課内に設置し、平日の午前8時45分から午後5時15分まで開設する。

専門の相談員が、仕事や収入、介護や障害、子育てや家庭など、複数の分野にまたがる課題に対し、じっくりと話を聞いた上で、解決に向けた支援策を一緒に検討する。必要に応じて関係機関や担当部署に橋渡しする体制を整える。

また、生活自立支援センターの相談支援員が各区を週3回程度巡回し、就労や住居、家計などの問題にも対応する。相談はすべて無料。

同市では、昨年8月から博多区で同様の窓口を試験的に設けており、先行事例を基に窓口に運用方法などのノウハウを蓄積。今回の全区での展開になった。

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