社会福祉の発展誓う 斎藤元全社協会長しのぶ会
2025年05月17日 福祉新聞編集部
3月17日に85歳で死去した全国社会福祉協議会の斎藤十朗元会長をしのぶ会が5月13日、全社協・灘尾ホール(東京都千代田区)で開かれた。全社協の村木厚子会長や清家篤前会長らが呼び掛け人となって開いたもので、福祉関係者約300人が出席して故人の冥福を祈った。
式典で村木会長は、亡くなる1週間前に斎藤元会長から電話があったことを明らかにし「突然の不幸に驚くばかりで、今も大きな悲しみの中にある」と述べた。その上で「私たちが遺志を受け継ぎ、さらなる社会福祉の発展に向けて力を尽くしたい」と誓った。
会場には福祉関係団体幹部のほか、加藤勝信財務大臣や福岡資麿厚生労働大臣ら現職の大臣も出席。衛藤晟一参院議員、田村憲久衆院議員が弔事を述べた。
斎藤元会長は1972年、参院議員に初当選。厚生大臣時代には社会福祉士や介護福祉士の創設にも尽力した。2004年に政界を引退後、07年から19年まで中央共同募金会や全国老人クラブ連合会でも会長を務めるなど一貫して社会福祉をライフワークとした。