こども、若者の意見聴取 静岡県がオンライン専用フォーム設置

2024年0801 福祉新聞編集部

静岡県は7月16日から、こども、若者の意見を聴取する専用のオンラインプラットフォーム「こえのもりしずおか」の運用を始めた。本年度中に策定を目指す「県こども計画」(仮称)への反映を目指す。

こども基本法により、国と地方公共団体はこども施策の策定、実施、評価に当たっては、こどもの意見を反映させるために必要な措置を講じることが求められている。こども家庭庁では意見を聞く仕組みとして「こども若者☆いけんぷらす」を設けている。

同県の「こえのもりしずおか」は、県内の小中学生、高校生、大学生、社会人(29歳まで)が対象。パソコンやスマートフォンから登録し、県からの質問に対して意見を投稿できる。県は今年度中に3回の意見聴取をする計画だ。

こどもの意見表明をめぐり、昨年12月に閣議決定されたこども大綱では「こども政策に関して自身の意見が聞いてもらえている」と思うこども・若者の割合(20・3%)を、おおむね5年後までに70%まで引き上げる目標を掲げる。