日本盲導犬協会が弱視のリハビリ支援 ケアマネらに講習会

2026年0915 福祉新聞編集部
体験用の眼鏡を掛けて文章を読む参加者=8月27日

 公益財団法人日本盲導犬協会(金髙雅仁理事長)は視野が狭い、まぶしい、文字を読みにくいといった弱視の人のリハビリテーション支援を強化している。

 高齢者人口の増加により弱視の人が増えるとみて、高齢者と接する機会が多いケアマネジャーや地域包括支援センターの職員向け講習会(無料)を7~8月、東京都内の協会事務所で計4回開いた。

 見えにくさに戸惑う人をサポートできる支援者を各地に増やすのが狙い。現在は見えにくくなった後、必要な情報を得られず家にこもる人が少なくないと同協会はみている。

 参加者は視野が狭くなる眼鏡を掛けて、サイズや書体の異なる文章を読んだ。初めて体験した参加者は「大きな文字が読みやすいと思っていたが、視野が狭い場合は小さい文字が読みやすいと分かった」と話した。

 講師は協会の歩行訓練士が務め、スマートフォンのカメラで写したものが何かをAI(人工知能)が教えてくれるアプリや、100円ショップで買える便利グッズを紹介した。参加者はこうした道具で解決できること、できないことを話し合った。

 協会は要望があれば地域包括支援センターに歩行訓練士が出向いて高齢者やその家族に同様の説明をしたり、視覚障害がある人の自宅を訪ねて生活動作の訓練をしたりしている。費用は無料。

 講習会は仙台で2011年から、東京、神奈川では24年から始めた。歩行訓練士は全国に約300人しかいないため、各地から要望の声が上がっている。

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