障害者が外出しやすく 東京都がサポートアプリを実証

2025年0403 福祉新聞編集部
アプリを体験する聴覚障害者

東京都は、障害者の外出時の困り事を解消するアプリの実証を行った。アプリは店舗や施設とのコミュニケーションをサポートする「袖縁」を使用。2月25日から1カ月間、西新宿エリアの約100店舗の協力を得て実施した。

袖縁は、障害者が配慮してほしいことなどを登録しておき、利用する店舗の端末に送ることで円滑に対応してもらえる。チャットや音声通話などで店員と会話もできる。

3月19日には聴覚障害のある男性2人が飲食店で体験した。飲食店に到着後、事前に登録されている情報から2人の状況を分かっている店員が身振りで座席まで案内した。2人は着席後、チャットや筆談でメニューの説明を受け、料理を注文した。

体験した男性は「メニューの説明が言葉だけだとイメージできない。写真があると分かりやすい」「店員によって対応が違うこともある」など、普段飲食店を利用して感じていることも含めて感想を話した。

また、店員が男性から見えない位置で筆談ボードに書いていたが、見えるように書いてもらう方が良いとアドバイス。店員は「初めて知った。ほかのスタッフにも伝えたい」と話した。

実証は昨年11月、視覚障害者の外出時の移動などをサポートするアプリ「アイコサポート」でも行われた。

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