障害年金の会議体を 社保審部会で意見続出

2025年0706 福祉新聞編集部

厚生労働省は6月30日、社会保障審議会年金部会(座長=菊池馨実早稲田大理事)を開き、今国会で成立した改正年金改革法について報告し、委員一人ひとりにコメントを求めた。障害年金については複数の委員から「今後、認定基準を見直すべきであり、この年金部会とは別の会議体が必要だ」とする意見が上がった。

会議体については「実務家や当事者を中心に議論する場にしてほしい」(百瀬優流通経済大教授)、「現場に即した改革を望む」(平田未緒働きかた研究所代表取締役)といった要望が上がった。

障害年金の認定基準は国会でも見直しを求める声があり、福岡資麿厚労大臣が「検討していくことになろうかと思う」と答弁した。

障害年金は同部会で20年ぶりに論点として取り上げられたが、今回の改正法には一部を除いて反映されなかった。