避難場所提供などで協定 秋田県社会福祉事業団と日赤秋田看護大

2024年0506 福祉新聞編集部
左から関根浩一理事長、原玲子学長=秋田県社会福祉事業団ウェブサイトより

社会福祉法人秋田県社会福祉事業団と日本赤十字秋田看護大・短期大は4月11日、「大雨による洪水被害発生における臨時的避難場所の提供等に関する協定」を締結した。警戒レベル3(高齢者等避難)が発令された際、事業団が運営する障害者支援施設「高清水園」(秋田市)で暮らす障害者81人と職員が、隣接する同大の校舎に一時避難できるようになった。

協定締結のきっかけは、昨夏に秋田県内を襲った記録的な大雨。洪水浸水想定区域に位置する高清水園では、近くを流れる猿田川が氾濫して玄関先まで濁流が迫ったが、床下浸水は免れた。ただ、平屋建ての高清水園では垂直避難が不可能で、安全な臨時避難先を確保することが喫緊の課題だった。

協定締結により、警戒レベル3が発令され、施設側から要請があった場合、同大は校舎2階の2講義室計370平方メートルを臨時の避難場所として提供する。校舎が閉まっている土日や夜間に避難が見込まれる場合は、事前に鍵を受け取っておくことで対応。使用期間は原則3日だが、状況に応じて延長も可能にする。

食料や寝袋などは施設側が避難時に持参することを想定。円滑な避難に向け、平時には避難訓練を協力して実施していく方針だ。