障害者の手作り雑貨販売「KURUMIRU」都庁店が10周年 販売網も拡大
2026年10月08日 福祉新聞編集部
東京都が運営する障害者の手作り雑貨販売「KURUMIRU」都庁店が9月に10周年を迎えた。記念フェアの一環として、都庁北展望室で障害者と一緒に雑貨を制作するワークショップが計6日間開かれ、多くの人で盛況だった。
9月18日のワークショップのうち、ステンシルキーホルダー作りでは、就労継続支援B型事業所オフィスクローバー(社会福祉法人結の会、友利幸湖理事長)の職員と利用者が参加者をサポートした。同事業所はステンシル紙漉すきハガキなどを作っており、同日はハガキに絵を描く作業をしている利用者が、参加者の作業を見守りながら、タイミングよく筆にアクリル絵の具を付けて手渡すなどして制作を支えた。
都は障害者の自主商品の魅力発信、販売機会の拡大、工賃向上に取り組んでおり、同店では現在、B型事業所142カ所のアクセサリー、小物入れなど約3000点を販売している。昨年度の全体の売り上げは約3400万円で、雑貨を作った事業所に渡される。この10年間で品質が向上し、同店や伊勢丹立川店以外に委託販売、オンラインショップなど販売網も広がった。
利用者の平均工賃が月3万円弱という。友利理事長は「こうした販売の場があるのはありがたい」。都は工賃向上に「多くの人に障害者の手作り商品を知ってもらい、購入してほしい」と話している。

