25年度職場の障害者虐待 3%減の421カ所
2026年09月24日 福祉新聞編集部
厚生労働省は11日、「2025年度使用者(事業主や上司など)による障害者虐待の状況等」を公表した。虐待のあった事業所は前年度比3%減の421カ所、虐待を受けた障害者は6・4%減の610人だった。調査は障害者虐待防止法に基づき、都道府県労働局が把握したものを取りまとめ、毎年度公表している。
25年度に通報、届け出のあった事業所は4・4%増の1663カ所。通報、届け出の対象となった障害者は6・9%増の1953人。いずれも過去5年で最多となっており、その要因について厚労省は、法令の周知が進んだことや、コロナ禍以後、障害者の働く機会が増えたことを挙げている。
虐待を受けた障害者の53%が男性。障害種別は多い順に精神36%▽知的31%▽身体23%▽発達4%。就労形態はパート・アルバイトが45%、正社員が33%。業種別では「医療、福祉」が24%で最も多く、次いで「製造業」「卸売業、小売業」。虐待種別は「経済的虐待」が83%で最も多かった。
虐待に対する都道府県労働局の対応は「労働基準関係法令に基づく指導等」が85%で最多。そのうち3割強は「最低賃金法に基づく指導等」だった。

