子育て施策の充実 国がしっかり支える〈黄川田こども政策担当大臣インタビュー〉
2025年11月23日 福祉新聞編集部
黄川田仁志こども政策担当大臣のグループインタビューが17日行われた。こども子育て支援施策の充実・強化について、「全国一律で行うべきだと考えている。地域の実情に応じた地方独自の取り組みを尊重しつつ、最低限度の施策の充実については国がしっかりと下支えして取り組んでいくべきだ」と語った。
こども政策で特に取り組みたい分野や、重要な課題について質問を受けた黄川田大臣は「まずはこども未来戦略加速化プランを着実に実行していく」とした上で、「現役世代の働きと、こどもたちの健やかな成長を両立するために、安全で質の高いベビーシッターの利用促進や企業の活力を生かした子育て施策を推進したい」と述べた。
また、2024年の小中高生の自殺者数が過去最多となったことを受け、「大変重く受けとめている。こどもの自殺対策にも力を入れていく」と話した。
来年度から全市町村で始まる「こども誰でも通園制度」をめぐっては、こどもたちを受け入れる保育現場で、人材確保難が課題となっていることを踏まえ、保育所でのICT(情報通信技術)化の推進や潜在保育士のマッチング支援など総合的に対策を進めるとした。
初入閣となった黄川田大臣は55歳。埼玉3区選出で当選5回。内閣府副大臣や外務大臣政務官などを歴任した。

