助産師が育児サポート 無料で自宅訪問〈愛媛県〉
2026年09月16日 福祉新聞編集部
愛媛県は初めての育児に臨む妊産婦を対象に、自宅で助産師による心身のサポートが受けられる訪問事業「はじめてママ産前・産後応援プラン」に着手する。分娩施設や産後ケア施設が少ない県南西部の南予地域(宇和島、八幡浜市など9市町)で今月からスタートし、同地域での実施が軌道に乗れば県全域への拡大を目指す。
妊産婦産前・産後ケア支援事業の一環。連携協定を締結している愛媛助産師会に委託して実施する。南予地域に居住する、第1子出産後おおむね2カ月までと第1子妊娠中の人が利用できる。同地域に里帰りしている場合も対象とする。
平日午前9時~午後5時の間で訪問日時を調整し、利用時間は2時間程度。育児に対する不安や心身の不調の解消に向け、助産師が妊産婦宅で育児相談に応じるほか、授乳や赤ちゃんのスキンケアなどをサポートする。
無料で1人1回限り利用することができる。今後も産後ケア支援を希望する人に向けては、出産後1年以内の母子に対し、心身のケアや育児のサポートを行う市町による産後ケア事業の利用を促していくという。
県によると、県内の産後ケア利用率は2023年度時点で11・4%と低調。県はこの訪問事業を通じて産後ケア事業の周知も進めたい考えだ。加えて産後ケア施設へのスタートアップ補助など受け皿の充実も支援していく。

