トー横に集まる未成年守れ 新宿区・都・警視庁の対策協議会が発足
2026年07月09日 福祉新聞編集部
全国有数の歓楽街である東京新宿・歌舞伎町の一角「トー横」周辺に集まる少年少女が犯罪や事故に巻き込まれないよう、地元の新宿区、都、警視庁で構成する「歌舞伎町対策協議会」が6月25日発足した。対策を検討し、今年度中に具体策をまとめたプランを策定する予定だ。
トー横周辺での集団滞留▽少年少女の犯罪被害▽売春の客待ち▽ごみのポイ捨てによる環境悪化――などへの対策を検討。防犯だけでなく、福祉や環境の視点も織り込み、一過性ではない根本的な対応策を導き出したい考えだ。
検討した取り組みを体系化した「歌舞伎町クリーン×セーフティ協働プラン(仮称)」を今年度中に策定し、3者連携で取り組みを進めていく。
この日、同協議会の初会合が新宿区役所で開かれ、吉住健一区長、竹迫宜哉都民安全総合対策本部長、臼池啓明新宿警察署長らが出席。会長に就いた吉住区長は「全国から集まる少年少女が歌舞伎町の闇の中に吸い込まれていく事態は避けなければならない。3者がこれまで以上に連携し、継続的で実効性のある対策を生み出す」と力を込めた。
3者はこれまでもトー横周辺をパトロールしたり、ホテルの不正宿泊の注意喚起をしたりするなど連携して取り組みを進めてきた。
また、都は2024年5月、トー横に集まる若者を対象にした相談窓口「きみまも@歌舞伎町」を開設。社会福祉法人やまて福祉会が運営を担い、社会福祉士などの資格を持つ相談員が常駐。利用状況については情報連絡会を定期的に開き、新宿区や警視庁など関係機関に共有している。
開所以来延べ約2万人が利用。友達からの紹介で訪れるケースが目立ち、都外からのこどもも少なくない。こどもたちが置かれている状況や悩みに応じ、福祉事務所、若年女性支援団体、自治体の就労支援窓口、児童相談所などにつなぐこともある。

