ユニフォーム再利用でサッカーボールクッション製作 障害就労支援事業所PUERTO(東京)

2026年0703 福祉新聞編集部
選手と一緒にユニフォームを裁断した

 東京都新宿区の社会福祉法人東京ムツミ会が運営する障害者就労支援事業所「PUERTO(プエルト)」は19日、サッカークラブ、クリアソン新宿の使用済みユニフォームを再利用したサッカーボールクッションを製作した。選手と共に細かく裁断した布を詰め込み、廃棄されるはずだったユニフォームを新たな製品によみがえらせた。

ユニフォームのロゴを再利用した

 クリアソン新宿によると、所属する約30人の選手のユニフォームは契約の関係で毎年新調している。アウェー用を含め、選手1人につき6着あるという。

 利用者らは事前に提供されたユニフォームを五角形に切り分けて縫製。およそ2時間かけて、余った布を約2センチずつに裁断して詰め込み、直径17センチのボールクッションを完成させた。こどもの頃から手芸もサッカーも好きだったという利用者の天野嘉子さんは「活動が多くの人の目に留まれば」と笑顔を見せた。

 クリアソン新宿は2005年、立教大のサークルを母体に新宿区で誕生。現在はJ3を目指して戦う。20年には同区と協定を結び、福祉施設での運動プログラムなど地域活動にも力を入れている。

 そうした中、スポーツ界で廃棄予定の物を別の製品に生まれ変わらせる「アップサイクル」を後押しする企業からの提案をきっかけに、同会との連携が実現した。

 クリアソン新宿は、ボールクッション1個当たり約2000円の製作費を同会に支払う予定。クリアソン新宿地域共創室の岩舘直室長は「サッカーを通じて地域を盛り上げる方法はたくさんある。選手にも新宿でプレーする意味などを考えてもらえれば」と話す。完成したボールクッションは7月以降、サポーターなどを招いた催しで披露されるという。

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